私は澪生の部屋に泊まった。


 
 澪生は私の唇に何度も何度も優しいキスを落とす。


 昼間はあんなに晴れ渡っていたのに…外は雨が降る。



 私の涙は澪生が止めてくれた。

 


 ガタガタと風と雨が窓を何度も叩く。


 「けっこう響くでしょ?この洋館…古いから~」


 そう澪生が呟くとまた…私の唇にキスを落とす。



 しだいに…澪生の唇は私の首筋を這っていく。