何も分からない澪生は私の隣に座って静にしていた。


 「何だか…彼を見ていると緊張して来る~♪」


 急に『ベリーギャング』108号店の店長・藤原さんが澪生に可愛い声を出す。


 明らかに…アプローチしている仕草。


 「…ありがとうございます…」



 澪生も爽やかに笑顔で返す。


 そして私の様子を伺うように…チラリと見つめ、不敵に含み笑い。



 私を試してるの??