いけないコトを思いながら…暫く…麻古さんを見つめる。


 皆岸さんと片桐部長のコト…ぶっちゃっけたら…麻古は俺に振り向いてくれる?


 上着がシワになっては困るから俺は麻古さんの身体を起こした。


 白いブラウスの襟元から見える淡いピンクのキャミソールのレースと鎖骨。


 俺はドキッとして唾を飲んだ。


 上着を脱がして…再び…白いシーツの上に寝かせる。


 俺は布団を上から掛けて、上着をハンガーに掛けて壁の釘に引っ掛けた。



 「おやすみ…麻古さん」