キミをわすれない




それから家に帰ると次の日に葬式があるとかで、


みんな制服を着てこいなどという電話がきた。


これは現実なのか?


まだ信じられない俺は


取り乱すこともなくただ、

立ち尽くす。



涙も流れない。



俺は夢をみてるんだ。


悪い夢を。



はやく覚めればいい。



そんなこと思ったってキミは帰ってこないけど。






この世にもう吉澤さんはいないんだ。