「ね、私がみえるの?」 「うん。」 「私って死んだよね?」 「…ああ。」 俺も不思議でたまらない。 お別れをしたはずのキミが目の前にいるんだから。 はたからみると俺は校門で立ち止まって独り言をぶつぶつ言ってる怪しい奴みたいで さっきから女子に指差されてこそこそいわれてるのがわかる。 「いこうか。」 とりあえず、事情がわからない。 吉澤さんと話そうと目で合図をした。 俺は、校門から出ていき、吉澤さんは黙ってついてきた。