硫飛が目を覚まさないまま2日過ぎた。




硫飛の弟琉唯も心配している。




奥様も。




硫飛?みんな硫飛の目覚めを待ってるんだよ。




『…硫飛の声を聞かせてよ。また麗子って呼んでよ。』




私はいつもそうやって硫飛に声をかけてる。




それでも硫飛は私の問いに答えてくれない。




答えてくれないことがこんなに悲しいなんて私は知らなかった。




そう思うと私ってなんて幸せだったんだろう。




最近私は良く思うんだ。




私って本当に幸せ者だったなって。。。