『硫飛!!いつまで寝てるのよ!!早く起きないと御飯抜きなんだからね!!』




私はそう言いながら硫飛の手を握っていた。




私は気付くと眠っていた。




私が起きた時に外はもう真っ暗だった。




それでも硫飛は起きない。




私の頬を涙の線が濡らした。




『バカ硫飛。私を泣かせるなんて彼氏失格なんだからあああ涙”』




私は硫飛の手を握りしめながら泣いた。




私はその日夢を見た。




硫飛が私を置いて逝ってしまう夢を。




私は夢の中でも泣いていた。