硫飛の支度が終わり私たちは町に出かけた。




硫飛は外に出ると空気を胸一杯に吸い込んだ。




「外ってやっぱ気持ちいな…。」




『また外に連れて行ってあげる。』




私はそんなことを口走っていた。




硫飛は驚いてたけど、嬉しそうに頷いた。




琉唯も微笑んでいた。




私たちは凄く幸せだった。




私たちは少しだけ外を散歩してお屋敷に帰った。




「もう少し居たかった…麗子…また外行こうな?」




硫飛は約束と言って小指を出してきた。




『はいはい。』




私と硫飛じゃ小指を絡め歌った。