『くれぐれも失礼のないように、礼儀だけはしっかりしなさいよ』 最後に付け加えた結花の言葉を胸に、もう一度ドアを開いた。 同時に大きな声であいさつをする。 「お、おじゃましますっ!」 あ、やば。 普通は『こんにちは』だよね…? 恥ずかしくて、ぎゅっと目を瞑る。 「あら、元気なごあいさつですねー♪」 優しそうな声にゆっくりと瞼を上げる。 その瞬間、目に入ってくる光景。 「…よう、ちえん?」