高校生活の仲良しな友達を五人挙げろと言われたら、 俺はあまり顔が利かないしノリが悪い方なので、近藤洋平を五番目に述べる感じだ。 一番大好きなのに一番会いたくない女の元へ向かうべく、教室へと戻る。 理由があるなら話しかけることが可能で、用件がないなら口をきくきっかけさえない自分が嫌いだ。 世間話がしたいのに、告白をしたせいで避けられるから―― エコを無視して冷房が効いているせいか、透明の風が皮膚を氷のように包み込む。 昨日の日直が手抜きだったせいで、黒板には白い粉が残っている。