youthful days~男女7人青春物語~

今日は、杏夜の帰りが早かったらしい。

そう思いながらドアを開けると、杏夜のハイヒールの隣に見知らぬ革靴があることに気づいた。

誰かきているのだろうか?

蒲生は音を立てずにドアを閉めると、静かに靴を脱いだ。

足音を立てずに歩いていると、杏夜の部屋のドアが少しだけ開いていることに気づいた。

そっと隙間を覗いた瞬間、蒲生は目の前の光景に目を見開いた。

「――光彦さん…」

甘えた声を出しながら、杏夜は自分とは違う男の背中に両手を回した。

男は杏夜の腰に手を回しながら、ゆっくりを彼女をベッドへと押し倒した。

そこから甘い声が聞こえた瞬間、蒲生はドアから離れた。