世界史準備室で、いつものように勉強を教えている時だった。
「先生」
莉緒が呼んだ。
「何だ?」
呼ばれたから返事をすると、
「今度の日曜日、博物館に行きませんか?」
莉緒が言った。
…デートの誘い、と言うものだろうか?
「その博物館、中世ヨーロッパの歴史がメインの博物館だったんです。
この前ネットで調べたらとてもおもしろそうだったんです。
先生と2人で行きたいな、なんて」
フフッとかわいらしく笑った莉緒に、蒲生の心臓がドキッと鳴った。
ああ、重症だ。
「先生」
莉緒が呼んだ。
「何だ?」
呼ばれたから返事をすると、
「今度の日曜日、博物館に行きませんか?」
莉緒が言った。
…デートの誘い、と言うものだろうか?
「その博物館、中世ヨーロッパの歴史がメインの博物館だったんです。
この前ネットで調べたらとてもおもしろそうだったんです。
先生と2人で行きたいな、なんて」
フフッとかわいらしく笑った莉緒に、蒲生の心臓がドキッと鳴った。
ああ、重症だ。



