youthful days~男女7人青春物語~

2人でベンチのうえに腰を下ろしたけど、会話は特に出てこない。

そろそろ、沈黙にも飽きてきた。

光が口を開きかけたその時、
「――あのさ」

沖が話しかけてきた。

「――は、はい」

急に話しかけられたせいもあり、光は戸惑ってしまった。

沈黙のままの方がまだよかった!

今さらそんなことを思っていても仕方がない。

「――川上は…今、つきあってるヤツがいる?」

そう聞いてきた沖に、
「――えっ…」

光はさらに戸惑った。

これが俗に言う、“告白”と言うヤツなのだろうか?