youthful days~男女7人青春物語~

ようやく部活が終わった。

その間、光の心臓はドキドキと鳴っていてうるさかった。

「じゃ、帰ろっか」

「はい」

光は沖と一緒に学校を出た。

7時を過ぎていると言うこともあり、すっかり日が暮れていた。

彼と歩幅をあわせて歩くだけで、特にしゃべることはない。

ただ何となく歩いてついたところは、学校近くの公園だった。

「座らない?」

沖がベンチを指差しながら、光に聞いてきた。

「そうですね」

光は答えると、沖と一緒に座った。