youthful days~男女7人青春物語~

やっぱり、ショックを受けていると蒲生は思った。

自分が彼女に訴えられることは目に見えていた。

「――償ってください」

小さな声で、莉緒は言った。

蒲生は、すぐに目を伏せた。

無意識だったとは言え、やったことは事実である。

「キスしたことを、償ってください」

そう言った莉緒に、蒲生は覚悟した。

「――わたしと、つきあってください」

その言葉に、蒲生は顔をあげた。

(つきあう…?)

それは一体、どう言う意味なのだろうか?