youthful days~男女7人青春物語~

そんな中、愛はため息をついた。

「具合、大丈夫?」

そう聞いてきた加藤に、
「ううん、具合とかそんなんじゃないの」

愛は首を横に振った。

「ただまた、男の子の視線がヤだなって思ったの。

あたし、男の子にモテてるみたいだから」

苦笑いしながら答えた愛に、
「あたしもわかるよ」

ルイが言った。

性別は違えど、モテると言う点では一緒だ。

そう言えば…と、ルイは思った。

図書室へ行く途中に女子生徒の視線はもちろんのことだけど、今日は男子生徒の視線もあったような気がする。