「じゃあ、俺がやるか?」

このシチュエーションを、セリフつきで?

さらに恥ずかしい…。

答えは1つしかなかった。

「わかりました!

やります!」

心臓は、もはやパンク寸前である。

「はい、アーン…」

プリンをすくったスプーンを、永田の口元へと運んだ。

パクリと、永田がスプーンを口に含んだ。

食べてくれた!

光は泣きそうになった。

食べてくれなかったらどうしようかと心配していたが、食べてくれた。

光がホッとしたその時、
「次は光の番な」

永田が言った。