youthful days~男女7人青春物語~

午前中の競技は全て終了した。

お昼休みの間に、午後の競技の準備をしていた。

午後の最初の競技は、応援合戦である。

「ルイちゃーん!」

突然の歓声に、光はからあげを落としそうになった。

歓声をあげさせている人物は、決まっている。

ルイだ。

彼女は白い学ランを身にまとい、額には白いはちまきが巻かれていた。

それだけでもかっこいいのに、雑誌から飛び出してきたような彼女の容姿が余計に演出させる。

同性であるはずの自分も性別を忘れて、思わず彼女に見とれてしまった。