youthful days~男女7人青春物語~

そう言った永田に、
「えっ?」

光は聞き返した。

お世話になってるよりも、むしろ永田にお世話されていると言った方が正しい。

例えば、ご飯を作ること。

自分は料理ができないので、永田に作ってもらっている。

「いつもマネージャーの仕事や家の手伝いもやってるし、俺からのご褒美としてお前にプレゼントするんだから」

「あ…そうだったんですか」

「この前の期末試験だって、よく頑張ってたし。

だから、いいだろ?

これくらい、痛くもかゆくも何ともねーよ」

ニヤッと挑発的に笑った永田に、心臓がドキッと鳴った。