youthful days~男女7人青春物語~

永田は振り返ると、
「さっきから何で後ろを歩いてるんだ?」

いきなりの質問に、光は戸惑った。

「えっと…」

言葉が思いつかない。

戸惑っていたら、永田が近づいてきた。

「後ろを歩くくらいなら隣を歩け。

迷子になるぞ」

「あっ…」

腕をひかれたと思ったら、隣に並ばされた。

「仮に知り合いがいたら、偶然会ったとでも言い訳をすればいいだろう」

「そ、そうですね…」

永田の問いに、光は首を縦に振ってうなずくことしかできなかった。