youthful days~男女7人青春物語~

もう少しだけ、彼女と一緒にいたい。

そう思った蒲生はすでに閉店している道の駅に車を駐車した。

「莉緒」

名前を呼んだ後、彼女に視線を向けた。

そっと、彼女の唇に自分の唇を重ねた。

莉緒が離したくないと言うように、蒲生の肩をつかんできた。

「――莉緒…」

もうこのまま、堕ちてしまおう。

彼女と2人で、どこまでも。

「――弘一さん…」

蒲生は莉緒の腰に両手を回した。

後は、全て本能に従うだけだ。