youthful days~男女7人青春物語~

加藤がルイとつきあっていたら、永田はあきらめただろうか?

あきらめて、自分に向いてくれるのではないだろうか?

「おい」

「はい?」

名前を呼ばれたので返事をしたら、永田の唇が何故だかひきつっていた。

「お前、大事な任務を忘れてただろ?」

「あっ…」

そう言えば、ルイの誕生日プレゼントを選びにきたんだ。

もちろん、忘れていたと言う訳ではないのだが。

「は、早く選びましょう」

光はとりあえず近くにあった小物を手にとると、
「これなんて、どうですか?」

永田に見せた。