youthful days~男女7人青春物語~

「服の下につけてもあんまり見えませんし、いいじゃないですか?」

そう言った光に、
「ありきたりじゃないか?」

永田が言った。

これも却下。

ネックレスのどこがありきたりなのやら。

心の中で毒づきながらネックレスを戻した時、
「あっ」

光は思わず声を出した。

「どうした?」

「あれ」

そう言って光は指を差した。

「あれじゃわかる訳ないだろ」

「じゃあ、それ」

「バカにしてんのか?」

永田は光が指を差す方向に視線を動かした。