2人の時は敬語はなしと言うルールも、この前に決めたことだ。
そんな小さなことなのに、蒲生は嬉しかった。
名前で呼んでくれるうえに、敬語なしで話してくれる。
たったそれだけのことなのに、距離がすごく縮まったのを感じる。
「行くか?」
蒲生が聞くと、莉緒はわかったと言うように首を縦に振った。
街を抜けると、高速道路に入った。
「何かいいな」
莉緒が言った。
「何が?」
彼女がそう言った理由はわかっているけど、聞くことにした。
そんな小さなことなのに、蒲生は嬉しかった。
名前で呼んでくれるうえに、敬語なしで話してくれる。
たったそれだけのことなのに、距離がすごく縮まったのを感じる。
「行くか?」
蒲生が聞くと、莉緒はわかったと言うように首を縦に振った。
街を抜けると、高速道路に入った。
「何かいいな」
莉緒が言った。
「何が?」
彼女がそう言った理由はわかっているけど、聞くことにした。



