youthful days~男女7人青春物語~

「第一、生徒に恋するなんておかしいだろ…」

最後のところは、完全に呟いていた。

「先生?」

心配になって呼ぶと、
「ああ、そうだよ。

俺は雨野が好きだよ」

開き直ったと言うように、永田が言った。

「あいつが美人過ぎるから、おかしいくらいに美人だから、その…」

意地を張っているつもりなのだろうが、言葉が全然続かない。

同時に2人の間に沈黙が流れた。

「そうだ」

その沈黙を破った永田は思い出したように言った。

「林、手伝ってくれるか?」