youthful days~男女7人青春物語~

「ここに越してから2ヶ月が経ったけど、学校にはなれたか?」

そう聞いてきた永田に、
「はい、なれました」

愛は答えた。

「雨野以外の同級生ともちゃんと話をしてるか?」

「…それは、ちょっと」

苦笑いしながら愛が答えると、
「ダメだぞ、他の子とも話をしなきゃ」

「はーい」

いい先生と言うのは認めるけど、やっぱり苦手な性格だ。

よく見ていると言うか、全てを見透かしていると言うか、まるでそんな感じだ。

「ところで、今月は雨野の誕生日だったよな?」

ふいに、永田がそんなことを聞いてきた。

「えっ…ルイちゃんの誕生日、知ってるんですか?」

驚いた愛が意外だとでも言うように聞き返した。