youthful days~男女7人青春物語~

「あたし、加藤くんの片思いのお手伝いをする!

あたしが加藤くんの恋をかなえてあげる!」

そう言った愛に、
「林さんがいると頼もしいなあ」

加藤は笑った。

「絶対にルイちゃんと加藤くんを両思いにさせてあげるから!」

「ありがとう」

キーンコーンカーンコーン

予鈴のチャイムが鳴った。

「じゃあ、次の時間は移動だから」

「バイバーイ」

加藤は背中をさすりながら、図書室を後にした。

そんな彼の後ろ姿を見ながら、
(絶対に2人を両想いにさせるぞ!)

愛は燃えていた。