youthful days~男女7人青春物語~

6月と言うものは、本当に騒がしい月だとルイは思った。

「ルイちゃーん!」

「愛ちゃーん!」

今日も朝からファンたちの元気な歓声を受けながら、下駄箱に到着した。

「おはよう」

下駄箱に到着したら、加藤が声をかけてきた。

「おはよう、加藤くん」

ルイはあいさつを返した。

「何か6月に入ったとたん、ファンの熱がすごくない?」

愛が聞いてきたので、
「そりゃ、ねえ…」

ルイは言いにくそうに苦笑いをした。