youthful days~男女7人青春物語~

あんなキレイな容姿をしていれば、モテることは間違いないだろう。

「でもモテるって言っても、女の子限定みたいですよ」

そう言った光に、永田はホッと胸をなで下ろした。

んっ?

何で胸をなで下ろす必要があるんだ?

「で、雨野さんがどうかしたんですか?」

そう聞いてきた光に、
「いや、何でも」

永田は首を横に振って答えた。

光はそれ以上聞かず、1回首を傾げるとまた食事を始めた。

まるで、恋をしているようだと永田は思った。

(恋?)

そう思って、ああそうかと気づいた。