youthful days~男女7人青春物語~

「そうだ」

永田は彼女の質問に答えた。

彼女は首を傾げると、
「先生が何をしているんですか?」
と、聞いてきた。

「屋上の管理、蒲生先生と2人でやっているんだ」

永田は答えた。

何故だか知らないが、彼女との間に沈黙が流れた。

その沈黙を破ったのは、
「ここ、本当にいい景色ですね」

彼女の方からだった。

「禁止にするほどもったいないくらい、いい景色です」

そう言った後、彼女は目を細めた。