youthful days~男女7人青春物語~

あまりの彼女の美しさに永田は見とれたが、すぐにハッと我に返った。

「――コ、コラッ!」

緊張のあまり、声が引っくり返ってしまった。

「すみません!」

永田の存在に気づいた女子生徒がすぐに謝った。

「…いや、謝らなくてもいいんだ」

永田は首を横に振った。

何を矛盾したことを言っているのだろうか?

自分から怒鳴っておいて、めちゃくちゃにも程があると思った。

そう思っていたら、
「…先生、なんですよね?」

彼女が聞いてきた。