「…何……？」



…この人、超怪しいんですけどっ！



「だからぁ、俺ならあんたを満足させられるよ」



…いや、ニコニコされてもね…。


「…はぁ…てかあんた誰？」



「うわ、キャラ違くね？あんた清楚系でやってんじゃないの？」



…何こいつ、ウザったい。


どうせ知ってるのにわざわざ質問系にしてくるのムカつく。



「関係ない人に愛想振りまくほど、あたし暇じゃないの」



「ははっ、随分な言われようだね俺も」



…ふんっ！

そんなの知るか。


…さっ、早く教室に戻ろっと。



そう思って歩きだした。

「俺、同じく高２の吉川 隼人…よろしく」


って後ろから言われたけどあたしは振り返らなかった。



…あんな奴相手にするだけ無駄。


顔もまぁ良いし？１９番目の彼氏にしても良いけど…あんな奴に付き合ってたら、あたしの身がもたない。


てか何？

あの自信。



満足って…あたし別に彼氏に満足したいわけじゃないから。