僕は芽維が求めてくるまで何もしないよ…
彼は優しい笑顔でそう言ってくれた。

その笑顔がシンプルな眼鏡に似合ってて、とても素敵。


なのに…なのにっ嘘つきっ!

…今、芽維は有紀に抱きしめされてベットの上にいる…


確か芽維は勉強を教えてもらうために有紀の家に行ったはずだ…

だけど有紀は寝てて、起こそうとしたら…引っ張られて…うわぁ〜有紀寝ぼけてるのかな。

「有紀?お〜い…寝てる」


まぁ、毎日疲れてる感じだったし…しょうがないか…