氷雪花Ⅲ

チュンチュンチュンッ


「ん・・・」


白愛は眼が覚めた


眼を開いた時琉架が見えた


一瞬驚いた


けど・・・嬉しかった


・・・本当に繋がったんだ



そのことが白愛は嬉しかったのだ


腰がまだ痛いけど、そんな痛みさえ愛しい


「白愛・・・・?」


琉架の眼が開いた


まだ完全には起きていないらしく、寝ぼけている


・・・可愛い


「・・・本当だったんだな・・・」


突然琉架が呟いた


「何が?」

「白愛と、繋がったこと」


白愛はフフッと笑った


「私・・・琉架と出会ってよかった」


白愛は語りだした


「この学校に来たから、琉架たちと会えた

琉架たちと会えたから、恋を知れた

感情を知れた


琉架、好きだよ」


チュッ

っと、軽くリップ音を鳴らしながら、白愛は琉架の唇にキスをした


「白愛・・・

俺も良かった

初めて本気で好きになれたのが白愛で・・・」