その村では、夢魔・・・ナイトメアこそが村長であり、ナイトメアだけが自我を持っていました


その村の人間たちは、ただ生かされているだけ


村の人間を殺すのも、感情を与えるのも、村人を使って快楽を得るのもナイトメアの自由でした



だからこそ・・・ナイトメアは退屈でした



夢魔という種族は半永久的に生きる


そして、村にいる夢魔は一匹だけ


必然的に、若者はナイトメアに興味をもたれました



ナイトメアはこう若者に提案を持たせました


「面白いゲームを作ろう


まず、一人の女子を選び、我に復讐の念を持たせる


そして、お主はその女子のマスターという存在になり、その女子の監視役となる


まぁ、言ってみれば傍観者になろうということだな」



若者はその提案に乗りました


若者も退屈でした


毎日毎日、女を抱き続け、毎日毎日、退屈だったのです



そして、契約をしました


若者は自我を失わずにナイトメアのものになる契約です



若者の名前は鳳来 玲


のちに、「雪華」と呼ばれる世界№2の殺し屋のマスターとなりナイトメアの手足となり動いていきました


ナイトメアは、「雪華」という存在に惹かれていきました

白く雪のような「雪華」と言う名前に、「白雪」という自分だけの名前をつけて・・・