「そんなことがあったのか・・・」

「俺達が寝ている間に・・・悪かったな雪華」



「・・・いいえ

ちょうど踏ん切りをつける時だったかもしれない・・・

琉架たちには悪いけど・・・記憶を取られていた方が、何も考えずに生きていられると思うから丁度良かったかもしれない」


・・・それとも、ナイトメアはこうなることを解って・・・?


・・・無いわね


「・・・もう遅いわ、寝ましょう



・・・明日が最終決戦よ

私は復讐の為に頑張る

皆・・・見ていてね・・・?」


こくん


冷王もマリオネットも頷いた

パチン


電気を消す


「おやすみ、雪華」

「いい夢を・・・」



「えぇ、おやすみ・・・」


―――――


夢を見た

琉架たちや家族と仲良く笑っている夢


・・・永遠にこんな日は来ない

でも、夢だけはどうか・・・覚めないで・・・?


このまま

このまま


皆と一緒に居られたらな・・・



―――――