ホスト教師

綺羅先生が私の胸ぐらを掴み殴ろうとする。





綺羅先生の目は本気だ。





私は殴られてもいいとさえ思ったが、古文の佐伯先生がそれを止めた。





「なぁ松崎おまえ真剣に生きてみろよ。勉強だけが全てじゃない。俺が松崎に楽しい事一杯教えてやるよ。」





勉強以外の楽しい事?





例えば何?





「先ずさそのダサい格好なんとかしろよ。松崎素はいいもの持ってる。顔半分が眼鏡だろ。鏡見たことあるのか?」





「綺羅先生それは言い過ぎですよ。彼女なりに理由があるんじゃないかな、先ずは彼女の話を聞いてあげたらどうですか?」





佐伯先生はいつも優しい、私の信頼できるたった一人の先生。





佐伯先生は私が中学の時、虐めにあっていた事を知っている。