もうすぐ夏休み。

俺らはバンドの
練習に打ち込んでいた。


ジン「悠介と恭輔は
夏休みの予定あんのか?」

ユウ「俺バイト以外なら
練習全部いけます。」

キョウ「えーっと…
あの…彼女が……。」

「「彼女いんのか!?」」


みんな驚いてた。
恭輔は基本的に
女は何人かいたから
俺は別に驚かなかった。


キョウ「最近は1人に落ち着いた☆」


これを聞いた時は驚いた。
小学校時代にナンパしたり
中学時代には全てを経験した
あの恭輔が浮気をしなくなった。
そんなの信じられなかった。


ユウ「誰なの!?」

キョウ「B組の明日香♪」


B組の明日香とは、
学年ナンバーワンの女子。

でも恭輔は人気モデルとも
付き合っていたことも
あったからなぜだと思った。


キョウ「普通の恋愛も楽しいよな。」

ユウ「へぇ〜。珍しいな。」

キョウ「悠ちゃん彼女作んねぇの?」

ユウ「できねぇよ、俺には。」

キョウ「でもバレンタイン時、
俺に勝ちそうだったじゃん。」


恭輔は37個。
俺は34個。
二人で学年の人気を占めていた。
でもあまり興味がなかった。


ユウ「今はバンドに集中したい。」


仁くんが話を切り替えた。


ジン「あのさぁ、
夏にライブやんない?」

ジョー「やりてぇ!」


丈くんは即答だった。


ジン「コピーかオリジナル、
どっちでいく?」


みんなオリジナルを
作る気満々だった。

そして激しい夏に入っていく…。