キョウ「なぁ、悠ちゃん。」

ユウ「んー?」

キョウ「メンバー探さねぇ?」


俺はギターに夢中で
バンドを組む事を忘れていた。


ユウ「でもどうやって探すの?」

キョウ「んー…わかんね。」


とりあえず2人で
東に相談しに行った。


ユウ「メンバーってさ、
どうやって集めんの?」

アズマ「基本的には
学生は学校で探すんだけど
悠介たちは目的が
違うからなぁ。

やっぱスタジオとか
ライブハウスで探すかな。」

キョウ「そっか。
サンキュー東っち。」


その日の夜は、
大野さんのライブハウスに
行く約束をして別れた。

そして俺はバイトが
休みだったから、
あの楽器屋に行った。


店員「おっ。いらっしゃい。」

ユウ「ちわす。ちょっといぃすか?」


店員さんに相談した。


店員「んーメンバーねぇ…」

ユウ「やっぱり、
ライブハウスですかね?」

店員「ライブハウスだと
見ず知らずの
相手になるじゃん?

俺はそういうのも
演奏に影響すると思うから
あんまりオススメしない。」

ユウ「演奏に影響?」

店員「うん。

やっぱりメンバー同士で
分かりあえない部分もあると
思うんだよねぇ。

一番いいのは友達。
二番目は誰かの紹介。
三番目は家族。

これが俺のオススメ。」

ユウ「そーですか。
ありがとうございます。」

店員「いいよいいよ。

ちなみに俺の名前レイだから。
いつでもおいでよ。」


店員さんはレイさん
と言う名前らしい。

レイさんに相談すると
すごくヒントがもらえて
いつも助かっていた。

弦を買ってから店を出た。