サク・・・サクッ・・・

道に10センチ位積もった雪が
歩くたびに足を冷やす。

吐いた息は真っ白い煙になって
空へ消えていった。


「あのっ!ロッズの雪様ですよね??」

「大ファンなんですっ!サイン下さいっ!」


さっきの女だ。
やっぱり来たか・・・

雪信者ホントに多いな・・・
‘様’付けなんかしやがって



「・・・人違いなんで」

「すみません」