「・・・言っとくけど俺は絵描けないからな」

「いいんだよ、少なくともわたしたちの目的がみんなに伝わればいいんだ」

「・・・後で文句言うんじゃねぇぞ」

十分後そこにはかわいらしい猫の絵と不格好のうさぎの絵が載ったポスターが何枚もできていた。

「ふぃー疲れたー」

「もうしばらく絵は描きたくねぇなー」

さてと、と私が言うと和内が意地悪そうな顔をして

「貼りにいくのか?」

ときいてきた
こいつは本当に読めない。

「ん、完成したからね。各フロアに2枚づつ貼ってくるよ」

私がそう伝えるとニヤリと和内は笑って

「お前みたいな小さい奴が壁に貼れるとは思えないな」

小馬鹿にしたように言った。

「イラッ)ナグッテモイイカナワナイクン?」

バコッ

「ってめぇっ許可だすまえに殴ってんじゃねぇか!?」

「はっ!てめぇがいけねぇんだよ!!ひとが気にしてることをねちねちねちとよお!」

「悪かったってwほら、行くんだろ?」

ホントにコイツはツンデレなんだから・・・・。

「・・・ツンデレ」

私がボソッと言うと聞こえてたみたいで
和内はそっぽを向いて

「俺なんかよりおめぇのがツンデレだ」

と、さりげなく言った。


もう、部活開始までもうすぐだ!