「ひまだひまだひまだひまだ!!!!」
「うるせぇよ倉持!寝れねぇじゃねぇか!!!」
「寝る気!?」
「もちろん」
冒頭からうるさくてすいません、この物語の主人公をやっている倉持明です今年中学に入学した女子です
「おまえって女だっけ?」
「(ムカッ)てめぇは黙ってろ!!!」
ボカッ
「ってぇな・・・ほんとのことを言っただけじゃねぇか!!!!」
私の横で騒いでいるのは、私の数少ないお友達和内俊也くん。
「つーかさつーかさ、部活、何入るのか決めた?」
「話しそらしやがったな!?・・・まだ決めてねぇよ、でもめんどくせぇから、部活はいらないかもな」
「はぁっ!?何言ってんだしお前、部活は青春の鏡だぜ!?入らなきゃ損だよ!!」
「でも、この学校運動部ばっかりだぜ?運動部めんどくせーもん」
「なら・・・・作っちゃえばいいじゃない!!!」
「はっ!?どういうことだよ!?」
「私が部活を作るの!!何でもできる部活・・・そうだ、よろず部にしよう!!!」
「おまっ、勝手に決めるなよな!!無理だろ!?入りたの一年生が新しく部活を作るだなんて、まず教師が取り合ってくれねぇよ!!!」
「まだ、やってないでしょ!?やってみなきゃ分からないよ!!!」
そういって私は職員室に向かって走り出した
***
「あいかわらず・・・だな」
おもわずつぶやいてしまった。
どうも、初めまして和内俊也といいます。
さっき、教室を飛び出て行った倉持は本当に昔から変わってない。
昔、と言っても。たった三年間の付き合いだから。
どっちかって言うと出会ってから何も変わってないと言うのが1番いいのかもしれない。
ともかくあいつは変わってない
「つーか、真面目にあいつなら何とかしちまいそうでこぇえな」


さてと、と俺は小さくつぶやき、席を立つ。
机に突っ伏しても何も変わん無いんなら少しは動いてみるか。

***

その頃、職員室では――――