小さな恋物語

そう思ったら、オレは彩に電話をかけていた。


『もしもし?どうしたの?』
いつもの彩の声。

『いや、何してるかなーって思ったからさ。』


いつも通りの会話。



いつもと何1つ変わらない会話。



本当は言いたかった。


クリスマスの話や、正月の話のことを。