小さな恋物語

「ねぇ、彩に会いたいんだけど。」

どうしたらいいかわからなくなったオレは、

友に相談していた。


「心配すんな。正月に会える。」


「え!?なんで!?」


「なんでって、向こうに行けるからに決まってるだろ。」


友の言葉が、


素直に嬉しかった。


また、川崎に行ける。

また、彩に会える。

これ以上ないぐらいの嬉しさで、


オレの心の中はいっぱいになった。