小さな恋物語

25分ぐらい歩いたら、公園に着いた。


「庄司!」



え?



公園の中のたくさんのベンチの中の1つに座っている女の人がいた。



それが彩だった。

彩はオレらに気付き、誰かもう1人とオレらの元にやって来た。


「裕太!ようこそ川崎へ!」


弾けるような笑顔で彩は言った。


オレの予想は正しかった。



彩にはちゃんと会えた。


連絡がなくても、




ちゃんと会うことができた。