テストが終わり、一段落ついた時、

友が満面の笑みでこっちに来た。


「なんだよ?」

「実はさー、次の3連休にさー、横浜帰るんだよねー。」

「へぇー・・・マジで!?」
あまりにもオレの声が大きくて、

クラス全員がオレと友を見ている。

オレらはその場を離れた。

2階の水飲み場。

昼休みの時間はほとんど人が来ない。

「お前、声がデカイんだよ!」

自分でもそれぐらいわかっている。

「そんなことより、マジで横浜行くの?」
「行くよ。んで、お前も来るかなーって思ってさ。」
「行く!絶対行く!」

横浜に行けると聞いた時、オレの中で連想されるものは、横浜に行く〓彩に会える!!

彩に会えると決まった訳でもないのに、なぜか舞い上がっているオレがいた。