小さな恋物語

友から番号を聞いて、

オレは家に着いてから早速電話しようと思った。

番号を押してもなかなか、
かけることができない。


4、5分だってから、オレは電話をかけた。


1回、また1回とコール音が鳴り響く。



でない。

電話にでない。

知らない番号だからかな?

でも、友は向こうも知ってるから大丈夫だって・・
その時、オレは自分の右手にある受話器を見た。


「あ。」

オレはおもわず笑ってしまった。

オレは家の電話からかけていたのだ。

そりゃあでる訳ないよな。

ヤバイ。我ながらおもしろすぎる。