小さな恋物語

「やっぱり分かっちゃうか~」


私は裕太の手が顔に触れたことで、顔が熱くなった。



そして、少し嬉しかった。

裕太にも子供っぽいところがあるってことがわかって。



「友は?」


「なんか電話するから行ってていいってさ。」


「多分ハルだね(笑)」


「だね!」


私達はまた、笑いあっていた。



こうやって、


笑いあうのが、楽しいと素直に思った。