小さな恋物語

「ハルは?」

友が私に言った。


やっぱり気になってるんだ~。


「なんか用があるって言ってたよ。」


「そっか。」


残念がる友を見て、


なぜか私と裕太は笑っていた。



こうやって、


一緒に笑うのがすごい嬉しかった。



ホテルに荷物を置きに行く2人について行き、


ホテルのロビーで待っていたら、誰かが手で目をふさいできた。



「誰だ?」


「裕太?」