名前は、



岩井ハル。

めずらしい名前だなー。
「岩井ハルってどんな子?」
おもわず聞いていた。


いつもは、すぐに反応するのに、



友の反応が遅かった。


「すげーかわいい子だよ。」

それしか言わなかった。
まっいっか。

再びページをめくった。


次に目にとまったのは、おもしろい名前だった。

八木魔貴。

悪魔の魔に貴族の貴って絶対おかしいだろ。

そんなつっこみを心の中でしながら、オレはふと上を見た。

その時の鼓動といったら想像を絶するもので、まさに運命だった。